「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金展 実行委員会」 と NEON JAPAN 株式会社は、2025 年 3 月 8 日(土)~ 9 月 7 日(日) まで、東京・豊洲市場前 「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo」 において、エジプト史上“最も偉大な王” と称されるラムセス大王 (ラムセス 2 世) とその時代にまつわるエジプトの至宝 180 点を展示する特別展を開催します。 |
本展はエジプト政府公認の展覧会です。 過去に日本で開催された 「ツタンカーメン展」 と並ぶ史上最大級の展覧会であり、3000 年以上前の古代エジプトのアーティファクツ・芸術品を、最高の状態に管理・保存しているエジプト考古最高評議会特別支援のもと 180 点展示します。 また、これまでにアメリカ・ヒューストン、サンフランシスコ、フランス・パリ、オーストラリア・シドニー、ドイツ・ケルンで開催、
世界各地で人気を博し計 200 万人以上の来場者を数えています。 東京が世界 6 都市目となり、アジアでは初の開催となります。 史上最大級の古代エジプトの至宝が来日し、日本のみなさまに直接ご覧いただける一生に一度の貴重な体験を、ぜひお楽しみください。 |
・画像をクリックすると 「ロン・タン (NEON エグゼクティブ・チェアマン&グループCEO)、 |
「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」 記者発表会 |
登壇者: 司会 「増田みのり &チョコレートプラネット」 |
「本展のジャパンキュレーター/エジプト考古学者 吉村作治 様より展覧会開催のコメント」 |
「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」 開催に向けて―古代エジプトと言うと先ず誰もが思い浮かべるのは世界一のモニュメント、ピラミッドかもしれません。 ピラミッドのことを金字塔と言いますがまさにファラオの中のファラオとして古代エジプト人、燦然と君臨しているのはラムセス大王と称されるラムセス
2 世でしょう。 今回はその古代エジプトの英知を物語る素晴らしい作品、およそ 180 点が来日する大変見ごたえのある展覧会です。 なかでも注目なのはラムセス
2 世の木棺です。 この木棺はレバノンスギ製ですが、私が 1987 年に大ピラミッドの南側で発見し、現在組み立て実施中の第 2 の太陽の船はそのレバノンスギで出来ていました。
この船は今からおよそ 4500 年前の大型木造船で全長 40 m 超えるものです。 古代エジプトでは木材は大変貴重であり、この木棺も最高級の素材であつらえたものなのです。
元エジプト考古省大臣であったザヒ・ハウス博士は私の盟友であり敬愛するエジプト最高の考古学者であります。 ザヒ博士のセレクトしたこの展覧会の作品は、私たち日本のエジプトファンの期待を十分に満足させてくれると確信しています。
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2025 年 1 月 23 日(木) 記者発表会は、ホテルニューオータニ 芙蓉西の間で開催されました。 |
・画像をクリックすると 「関係者祝辞 モハメド・アブバクル (駐日エジプト大使)、吉村 作治(ジャパン・キュレーター/エジプト考古学者)」 の拡大ページに移ります。 |
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ラムセス 2 世の巨像の頭部 |
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【 ラムセス 2 世の巨像の頭部 】 新王朝時代、第 19 王朝 © 2025 NEON Group Limited. All rights reserved. |
エジプト全土に点在する多くの鉱山では、古くから金の採掘が行われてきた。 ツタンカーメン時代のエジプト新王国における金の採掘量は、年間約 300 ㎏と推定されている。 神々の身体は貴金属で出来ていると信じられており、 骨は銀、肉は金、髪、眉毛、髭はラピスラズリ(アフガニスタン産のミッドナイトブルーの原石)、起こると目はカーネリアン(赤やオレンジ色の宝石。 和名は紅玉髄) のように赤くなると考えられていた。 棺に散りばめられた宝石や、とりわけ黄金のマスクからは、朽ちることのない肉体と永遠の生命を願う、当時の人々の思いが伝わってくる。 この時代の墓に描かれた絵に目をやると、エジプト新王朝時代に蓄えられた莫大な富の存在を読み取ることができるだろう。 貢ぎ物や異国からの贈り物、黄金の腕輪などが、エジプトの王のもとに押し寄せたのだ。 |
ツタンカーメンの墓、そこに収められていた約 5,400 点という財宝の数は、古代エジプト史のほんの断片にすぎない。 彼の在位期間がわずか 10 年だったことを考えると、67 年もの長期にわたりエジプトの王位にあったラムセス 2 世の墓の中身がいかほどのものであったかは、もはや想像に難くないだろう。 この観点から見れば、タニスの第 21、第 22 王朝の王たちもまた、偉大な先代の後継者としてふさわしい人物だったと言えるだろう。 金銀の石棺、宝石をちりばめられた首飾り、指輪、ラピスラズリのビーズなど、彼らの墓の中身をみれば、ファラオたちが誇った富と権勢とが、まさに一目瞭然である。 悠久の時を経て発掘されたファラオたちの財宝。 |
・画像をクリックすると 「関係者祝辞 モハメド・イスマイル (エジプト考古最高評議会事務総長)、展覧会内容の紹介 ザヒ・ハワス(グローバル・キュレーター/元エジプト考古最高評議会事務総長/元考古担当国務大臣)」 の拡大ページに移ります。 |
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シェションク 2 世の復元されたカルトナージュの内棺 |
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【 シェションク 2 世の復元されたカルトナージュの内棺 】 第 3 中間期、第 22 王朝 © 2025 NEON Group Limited. All rights reserved. |
・画像をクリックすると 【 海外巡回展での展示風景―ラムセス 2 世の巨像の上部 】 の拡大ページに移ります |
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【 ラムセス 2 世大神殿のファサード、アブ・シンベル神殿、アスワン 】 新王国時代、第 19 王朝 |
アブ・シンベル神殿は、エジプト南部、スーダンの国境近くの砂岩でできた岩山を掘り進める形で、紀元前 1260 年頃建設された岩窟神殿である。 アブ・シンベル大神殿には青年期から壮年期までの四体のラムセス
2 世像が置かれ太陽神ラーを、小神殿は王妃ネフェルタリの為に建造され女神ハトホルを祭神とした、自然を保護する世界遺産の象徴的な文化遺産として登録されている。
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地理的な観点から言えば、今回展示されるのは、アブ・シンベル、アスワン、テーベ、メンフィス、ダハシュール、サッカラ、タニスなど、ヌビアからデルタ地方に至るエジプト全土の発掘調査で発見されたものが中心となります。
ラムセス 2 世時代のエジプト新王国の勢力圏は、シリアのダマスカスから現在のスーダン周辺にまで及んでいました。 展示されている資料は非常に豊富で多様性に富んでいます。
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第 19 王朝第 3 代君主、ラムセス 2 世(紀元前 1305 年~紀元前 1213 年)。 エジプトが最も栄えた時代を 67 年間もの長きにわたり統治し、エジプト史上
“最強のファラオ” といわれています。 自らも優れた戦士であり外交能力にも長けていた彼は、 歴史上初めて敵国ヒッタイトとの間で和平を協定。 王国には平和と繫栄をもたらしました。
また、アブ・シンベル神殿をはじめとする多くの巨大建築物の建造を指揮しました。 当時としては稀な長身で、92 歳という驚異的な長寿をまっとう。
ラムセス 2 世には、王妃の谷の墓で有名なネフェルタリや、イシスネフェルト 1 世など、優秀な王妃が何人もいました。 多くの妻を娶り、もうけた子供の数は実に息子が
50 人、娘が 60 人とも言われています。 人を超えた “神” として崇められた、エジプトのファラオを代表する 「大王」 です。 本展では、大王ゆかりの品々のほか、当時の情勢を物語る周辺諸国や後世の貴重な展示を通じて、ラムセス
2 世の治世と栄光、また後世に与えた影響を目の当たりにしていただけます。 |
日時: 2025 年 1 月 23 日(木) PM 13:00~15:00 |
出典資料:【ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金】報道者関係資料、 Press Release、記者発表会・資料他。 |
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